InAlNはAl組成のみを変化させることにより禁止帯幅を0.7eVから6.2eVまで大幅に変化させることができることからタンデム太陽電池用材料として最適の材料である。Al組成の異なるInAlNサブセルを10層程度積層することにより50%を超える高効率が実現できる可能性がある。本研究は、InAlN系多接合太陽電池の中心材料であるIn-rich InAlNについて、高品質薄膜結晶の作製、pn接合形成、少数キャリア寿命評価に関する基本技術を確立することにより、超高効率タンデム太陽電池実現の可能性を明らかにする。
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