研究概要 |
(1) 本計画研究「陽子反陽子衝突実験CDFによるトップとボトム・フレーバー物理の研究」では,米国国立フェルミ加速器研究所テバトロン加速器を用いた世界最高エネルギー陽子反陽子衝突実験(CDF 実験)を強力に推進し,トップクォークとB ハドロンの生成崩壊の基本的な測定によって,小林・益川混合行列の高精度の決定をはじめとするフレーバー物理の研究を推進することを目的とする。 (2) CDF実験では,1995 年のトップクォークの発見以後、トップクォークの質量測定などで大きな成果をあげてきた。またボトム・フレーバーの物理については1998 年にBc中間子を発見に成功しており、今後もトップとボトム・フレーバー物理の研究で,高精度の測定を行うことによって,標準理論を超える物理の探索を行う。
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