研究領域 | フレーバー物理の新展開 |
研究課題/領域番号 |
18071004
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
丹羽 公雄 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60113445)
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研究分担者 |
中村 光廣 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (90183889)
中野 敏行 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教 (50345849)
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キーワード | タウニュートリノ / ニュートリノ質量 / ニュートリノ振動 / 原子核乾板 |
研究概要 |
2008年6月〜11月、実際にニュートリノを照射し、約1700反応を蓄積、初めての本番解析を行ない、実験の基本的な機能(下記)が予定通りであることを確認した。 (1) 反応の起こったモジュール(ECC)の逐次取り出し、現像、輸送、解析のルーチン (2) ニュートリノ反応の同定を行なうルーチン(特殊なフィルムCSによるブリックのタグ、ブリックの解析) (3) 原子核乾板中で反応点を同定するルーチン。 (4) 反応点近傍で崩壊探索を行なう基本的なルーチン。 これらにより、OPERAの検出器が、実験提案書どおりの機能を持っていることが証明されたといえる。反応の解析はビームOFF中も継続しており、今年度のタウニュートリノ反応の期待値は1個程度であるが、次年度2009年度の照射(5月〜11月予定)とあわせて、今後ミューニュートリノからタウニュートリノへの振動の存在を最終検証出来るものと期待できる。
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