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2007 年度 実績報告書

重力レンズ効果を用いたダークエネルギーの研究

計画研究

研究領域広視野深宇宙探査によるダークエネルギーの研究
研究課題/領域番号 18072002
研究機関東京大学

研究代表者

相原 博昭  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (60167773)

研究分担者 須藤 靖  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20206569)
岩崎 昌子  東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師 (70345172)
樽家 篤史  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (40334239)
角野 秀一  東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 助教 (70376698)
田中 真伸  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (00222117)
キーワードダークエネルギー / ダークマター / 重力レンズ / すばる望遠鏡 / 観測天文学
研究概要

本年度は主に広視野CCDカメラHSCの設計と要素開発を進めた。補正光学系についてはキャノンと共同でその設計を進め、仕様を満たす光学系の設計を得た。また、補正光学系の機械設計を開始し、重量や自重によるたわみなどの検討も進めた。その結果、機械的性能についても要求仕様を満たす設計があることがほぼ明確になった。
CCDカメラからの読み出しエレクトロニクスについては、特にデジタルデータの処理システムを開発し、試作機を製作して基本動作を確認した。試作機にはField Progrmmable Gate Arrays(FPGA)を採用したほか、大容量メモリの搭載、ギガビット・イーサネットによる高速データ転送などの特徴を持たせた。試作機においてギガビット速度のテータ転送を確認した。
CCDカメラから送り出される大量の画像データ.(一晩当たり300GB以上)を解析するソフトウェアの開発も進あている。本年度は現在すばる観測所で使用されている解析ソフトウェアをHSCデータ解析ソフトウェアフレームワーク(ミドルウェアとも呼ばれる)に実装した。このフレームワークでは必要なパラメータをデータベース化しユーザーインターフェースを通じアクセスできるようになっているだけでなく、画像のサムネール及び画像詳細解析用ソフトウエアとの連携もできるようになっている。本年度購入したテスト用サーバーにミドルウェアをインストールし、基本的な性能を確認した。
さらに、昨年同様、プリンストン大学をはじめとする国外機関との国際協力を推進し、重力レンズの解析プログラムの開発やサーベイ計画の検討を進めた。平成20年3月に研究会を開催し領域全体の進捗を確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Hyper Suprime-Cam(HSC)のためのCCD読み出し回路デジタル部の開発2008

    • 著者名/発表者名
      宮武広直、相原博昭 他
    • 学会等名
      日本物理学会第63回年次大会
    • 発表場所
      近畿大学
    • 年月日
      2008-03-23

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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