計画研究
特定領域研究
寄生虫は真核生物における適応現象の研究を進めるうえで極めて優れた研究対象であり、特にエネルギー転換系の様な全生物に共通の代謝系の適応や進化、また基本的な反応機構を理解するうえで最適な系のひとつと考えられる。回虫などの寄生虫と宿主であるヒトのミトコンドリアを用いて低酸素適応機構の解明を目的として研究を進めた結果、小腸に生息する回虫成虫で見出したNADH-フマル酸還元系(フマル酸呼吸系)は多くの寄生虫に存在し、宿主体内の環境で重要な役割を果している事が明らかになった。さらに興味深い事に、特殊な環境下ではヒトのミトコンドリアでもフマル酸呼吸が機能している事が明らかになった。
すべて 2011 2010 2009 2008 2007 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (4件) 図書 (1件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
Mitochondrion 10
ページ: 158-165
Acta Crystallographica F65
ページ: 941-944
Proc.Jap.Acad. B85
ページ: 258-265
Cryobiology and Cryotechnology 55
ページ: 9-22
Acta Crystallographica F64
ページ: 858-862
Parasitol.Int. 57
ページ: 54-61
Antimicrob.Agents.Chemother. 52
ページ: 164-170
Trends in Parasitol. 23
ページ: 223-229
Tetrahedron 掲載確定(印刷中)
http://www.biomedchem.m.u-tokyo.ac.jp/