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2006 年度 実績報告書

ユビキチンリガーゼの多様性の解析

計画研究

研究領域タンパク質分解による細胞・個体機能の制御
研究課題/領域番号 18076001
研究機関名古屋大学

研究代表者

嘉村 巧  名古屋大学, 大学院理学研究科, 教授 (40333455)

研究分担者 畠山 鎮次  北海道大学, 大学院医学研究科, 教授 (70294973)
キーワードユビキチン / タンパク質分解
研究概要

ユビキチン化修飾による分解制御系が、様々な生命現象に重要な働きを果たしていることが明らかになり、注目を集めてきている。中でも、この分解システムの多様性を決めるユビキチンリガーゼ(E3)の研究が盛んに行われてきており、現在までにE3本体に関してはかなり明らかになってきている。この領域の次の課題は個々のE3に対する特異的基質の同定に移ってきている。近年の質量分析法の技術進歩およびEST計画の進行によるデータベースの充実により微量タンパク質の同定が可能になってきている。そこで本研究では、様々なE3に対する基質を免疫沈降法および質量分析法の組み合わせにより分離・同定し、さらにはこれら酵素・基質関係により制御される生命現象を解明すること(Degradome解析)を目的として研究を進めている。具体的にはCullin型およびTRIM型E3に対する基質の同定を行っている。Cullin型E3は細胞周期、シグナル伝達、DNA複製や転写などに、また一方PML、EFPやTrim32などのTRIM型E3は、多くの癌や白血病に関与していることが報告されている。DNAデータベースを利用しCullin型およびTRIM型E3を網羅的にクローニングし、酵母2ハイブリッド法やpull-down法により相互作用するタンパク質(基質タンパク質の候補)を同定している。そして現在までに複数の基質候補を同定し、解析を進めているところである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Fbxw8 is essential for Cul1-Cul7 complex formation and for placental development2006

    • 著者名/発表者名
      Tsunematsu, R et al.
    • 雑誌名

      Mol. Cell. Boil. 26

      ページ: 6157-6169

  • [雑誌論文] Fbxw7 contributes to tumor suppression by targeting multiple proteins for ubiquitin-dependent degradation2006

    • 著者名/発表者名
      Fujii, Y et al.
    • 雑誌名

      Cancer Sci. 97

      ページ: 729-736

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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