計画研究
特定領域研究
ユビキチン・プロテアソーム系を介したタンパク質分解は様々な生命現象を制御している。標的タンパク質へのユビキチン修飾はE1、E2、E3の3つの酵素群を介して行われるが、中でも、E3が標的タンパク質の特異性を決める重要な働きをしている。Cullin型およびTRIM型E3は多くの生命現象に関与していると考えられている。我々はCullin型およびTRIM型E3の機能解明を目的として、本研究を行った。我々は、Cullin型E3がMrc1、Ctf4、ElonginA、p53およびYpt53の機能を制御していること、そしてLag2がSCF型E3の活性を負に制御することを示した。さらにはTRIM型E3が、エストロゲン受容体、アンドロゲン受容体、Abi2、p53、PIAS3そしてIkkγの機能を制御していることを明らかにした。これらのことは、Cullin型およびTRIM型E3が、多くの標的タンパク質の機能を制御することにより、様々な生命現象に関与していることを示すものである。
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http://bunshi4.bio.nagoya-u.ac.jp/~2kamura/index.html6