計画研究
特定領域研究
Voltage-Sensing Phosphatase (VSP)は、ホヤからヒトまでの動物に共通に保存されているタンパク分子で、分子内に細胞膜電位センサーとして機能する膜貫通領域と、ホスホイノシチド・ホスファターゼとして機能する酵素を併せ持つ。VSPの動作原理と生理的役割を明らかにするため、電気生理学測定による電位センサー機能の計測、in vitroでのホスファターゼ活性の生化学的測定、数理シュミレーション、ホスホイノシチドレベルを推測するための蛍光イメージングを組み合わせた解析を行った。その結果、VSPは、ホスホイノシチドであるPI(4,5)P_2とPIP_3のイノシトール環上のリン酸を脱リン酸化する酵素活性をもつこと、またこの活性は幅広い膜電位範囲において脱分極の程度に応じて増加することなどを明らかにした。
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http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/phys2/okamura/index.html