研究領域 | 持続可能な発展の重層的環境ガバナンス |
研究課題/領域番号 |
18078003
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高田 光雄 京都大学, 工学研究科, 教授 (30127097)
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研究分担者 |
神吉 紀世子 京都大学, 工学研究科, 准教授 (70243061)
松村 暢彦 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (80273598)
安枝 英俊 京都大学, 工学研究科, 助教 (60402971)
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キーワード | 居住文化 / まちづくり / シナリオ・アプローチ / 関西圏 / 持続可能性 / 意思決定支援 / 交通システム / ワークショップ |
研究概要 |
今年度の研究実績としては、「居住文化育成」と「居住者参加による居住環境の合意形成支援」の連携プログラムの理論的検討、および、国内事例について、京都・洛西ニュータウンを対象とした調査(2006年11月〜12月にインタビュー調査実施、2007年12月19日にワークショップ実施)、沖縄・八重山諸島を対象とした調査(2007年1月14日〜20日)を実施した。国外事例については、台湾における歴史的建造物の保存・再生やまちづくり活動の実態調査(2007年3月16日〜19日)、フランスにおける住宅事情視察調査(2007年3月25日〜31日)を行った。京都・洛西ニュータウンを対象とした調査では、ニュータウン内でまちづくり活動を行っている23名に対するインタビュー調査による各活動の始動プロセスの分析、及び、活動の連携に関するワークショップを開催し、住民主体のまちづくり活動の始動条件を明らかにした。沖縄・八重山諸島の調査では、竹富島、小浜島、波照間島の3島における島内資源の保全のあり方について、各島の公民館長、NPO職員などへのヒアリング調査や資源調査(自然資源、建物)によって島内の資源の分布状況を把握し、所有・利用・管理の観点から資源保全の実態を明らかにした。台湾における歴史的建造物の保存・再生やまちづくり活動の実態調査については、台北における歴史的商業地区(台北工場、迪化街、剥皮寮老街)、日式住宅の保存地区(青田街)、台南における歴史的地域の保存・再生(安平国家歴史風景区、孔子廟文化園区、赤坩文化園区)と社区総体営造(台湾におけるまちづくり活動の総称)を行っている地域(五条港歴史地区)の視察調査を実施した。フランスにおける住宅事情視察調査では、パリ市の社会住宅改善事業地区と都市再生開発事業計画実施地区、近郊のニュータウンと田園都市、及び、まちなみ保全事業例としてリヨン旧市街地、ペルージュ、ニース近郊の鷹ノ巣村の視察調査を実施した。
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