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2023 年度 研究成果報告書

第一原理計算から明らかにする階層構造の発現機構

計画研究

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研究領域量子クラスターで読み解く物質の階層構造
研究課題/領域番号 18H05407
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東北大学 (2019-2023)
九州大学 (2018)

研究代表者

肥山 詠美子  東北大学, 理学研究科, 教授 (10311359)

研究分担者 保坂 淳  大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (10259872)
金 賢得  京都大学, 理学研究科, 助教 (30378533)
金田 佳子  京都大学, 理学研究科, 准教授 (40300678)
NAIDON PASCAL  国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 専任研究員 (70611979)
土井 琢身  国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 専任研究員 (70622554)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2023-03-31
キーワードクラスター / 第一原理計算
研究成果の概要

ハドロン物理、原子核物理学、原子物理学、分子科学分野の第一線で活躍する研究者を集め、本領域の基本的な問いである「物質階層進化のメカニズム」を理論面から解決することを研究目的として以下のような業績を挙げた。ハドロン物理学では、保坂、肥山と共同研究により、2015年にLHCbで発見されたペンタクオーク、qqqCC-barの研究、保坂、土井の共同研究では、NNNΞの構造研究を第一原理から導かれたNΞ相互作用を使用して予言した。このように各階層における重要な物理を明らかにした。

自由記述の分野

原子核理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

ハドロン、原子核、原子分子に分野を跨る普遍性はあまり定かではなかった。このことについて、各分野における理論研究者が一同に集まり、第一原理計算にもとづいて、各分野におけるクラスターの成り立ち、分離度を議論したことは意義深い。これまでは、分野に閉じたクラスター化の議論はされていたが、他分野においても言葉こそ違えども同様の議論をされたことを再認識した。特に、原子分子分野における普遍性は中性子過剰原子核にも適用可能であり、多くの原子分子分野の研究者が中性子過剰原子核における普遍性の研究に参入したことは意義深く、本研究によって、分野融合がおきたことを示すものである。

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公開日: 2025-01-30  

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