トランスポゾン活性と精神疾患の分子病態との関連を検討するため、1)転移因子の活性をモニターできるレポーターマウスの構築を行い、精神疾患関連ストレス条件下における転移因子の動態を検討した。特にEGF投与マウスモデルにおける新規転移集積脳領域を同定した。また、2)エクソームデータの解析により、トランスポゾン新規転移ゲノム領域を検出する方法および、トランスクリプトームデータからトランスポゾン発現量を測定するバイオインフォマティクスパイプラインを確立した。3)母体免疫活性化による仔脳神経系におけるエピゲノムおよびトランスクリプトーム解析を行いその特徴を明らかにした。
|