多様な環境下における原始惑星系円盤進化の観測的解明

2018 年度 実績報告書

• 研究領域: 新しい星形成論によるパラダイムシフト：銀河系におけるハビタブル惑星系の開拓史解明
• 研究課題/領域番号: 18H05441
• 研究機関: 茨城大学
• 研究代表者: 百瀬 宗武 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (10323205)
• 研究分担者: 長田 哲也 京都大学, 理学研究科, 教授 (80208016) ; 野村 英子 国立天文台, 科学研究部, 教授 (20397821) ; 本田 充彦 岡山理科大学, 生物地球学部, 准教授 (40449369) ; 武藤 恭之 工学院大学, 教育推進機構(公私立大学の部局等), 准教授 (20633803) ; 安井 千香子 国立天文台, TMTプロジェクト, 助教 (00583626)
• 研究期間 (年度): 2018-06-29 – 2023-03-31
• キーワード: 電波天文学 / 光学赤外線天文学 / 理論天文学 / 惑星起源・進化 / 原始惑星系円盤

研究実績の概要

第一に，アルマを用いて多様な進化段階にある若い星の高解像度観測を推進した。遷移円盤Sz91のデータの解析から，進化段階後期にあたる円盤のガスのフレア構造とダストのリング構造を詳細に明らかにした。また，Herbig Fe型星 HD142527に付随する円盤の偏光観測を通じて，ダストサイズの空間分布も明らかにした。これらと関連する理論研究では，円盤形成過程を分子雲コアの収縮段階から調べた結果，形成初期の円盤にも多様な内部構造が生じうる可能性を提案した。
第二に，円盤の水の振る舞いに関連して，開発と評価を行ってきたSubaru/IRCSのL-band偏光分光観測機能を用いて，アルマにより豊富な情報が得られたHD142527円盤の空間分解観測を行った。その結果，円盤散乱光のL-band偏光分光スペクトルを初めて取得し，数ミクロン以上の水氷を含むダストが表層に存在することを示唆した先行研究の結果を確かなものにした。上記のアルマデータと合わせ，円盤鉛直方向のダスト成分の構造に関する理解が得られた。
最後に星団形成については，すばる望遠鏡の観測により，銀河系外縁部の低金属量環境下に比較的大規模な星形成領域を新たに見出した。この領域での星の初期質量関数導出のため，得られた質量光度関数や色度数分布を再現するモンテカルロシミュレーションコードを開発した。また，輻射流体シミュレーションに基づき，光蒸発による円盤からのガス散逸率が金属量に応じて変化すること，特に低金属量の場合にX線照射によりガス散逸率が増加することを示した。一方，せいめい望遠鏡の新装置開発については，赤外線偏光撮像装置の撮像部を構成するオフナー・リレー光学系を設計し，偏光の2成分を分離して検出器上に再結像させる部位の構成を詳細検討した。その結果，偏光分離をビームスプリッタで行なう設計の採用を決定した。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

以下に詳しく述べるように，全ての研究テーマで，当初の計画に沿って研究が進んでいる。
まず円盤の高解像度画像の解析では，円盤詳細構造を調べたこれまでの研究を二つの方向で拡張した。第一に，ダスト円盤構造については，新たにミリ波・サブミリ波ダスト熱放射の偏光成分や中間赤外線の水氷フィーチャーといったダストの質的情報を反映した観測量を捉えた。これは，惑星形成へと至るダスト成長過程を考える際に必要な情報を得る新たな手法の確立に成功したものと言える。第二に，進化段階のより早期の円盤についてもその構造を調べるための理論的枠組みを確立した。これらは，研究グループ内での手法間の相乗効果を促進するために重要な成果であり，今後の研究展開の展望を開いたと評価できる。
円盤の水に関しては，水氷フィーチャーの検出成功に加え，サブミリ波水蒸気放射のデータを解釈する上で基本的な枠組みとなる化学モデルの構築が順調に進んだ。これらの成果を踏まえて，来年度以降，さらにサンプルを拡張して研究展開をはかる基礎が得られた。今後の展開の基礎を得るという観点からは，低金属量環境である銀河系外縁部についての研究も，新サンプル確保と解析ツールとして不可欠なコード開発の両面で進捗が得られた。以上から，それぞれの観測研究では順調な成果が獲得され，今後の連携をはかっていく上でも良好な土台が構築できたと判断する。
最後に，せいめい望遠鏡の新装置については，計画当初は偏光分離をサバール板で行なう設計を想定していた。しかし研究開始後の詳細検討により，ビームスプリッタで行なう設計の方がコストや信頼性の面でより優れているとの結論を得た。これに伴い，検出器の調達が当初年度内には間に合わなくなったため繰り越し措置を講じたが，調達自体は変更後の年度内に順調に完了したため，5年間の計画全体からは予定通りの進捗が得られたと判断する。

今後の研究の推進方策

予定通りの進捗が得られていることを踏まえ，当初計画に沿って着実に研究を進めつつ，新展開の芽となる成果が得られた際には臨機応変に研究の力点をシフトする方策を取る。具体的には以下の通りである。
まず円盤の高解像度観測については，当初の予定通り，より広い種類の中心星に付随する円盤をターゲットにすることで，惑星形成と直接関わる円盤構造の検出を目指すとともに，進化早期段階，主系列星を含む進化後期段階にも探索対象を広げる。また既存の干渉計イメージング手法を超えた新手法の開発にも着手する。
円盤内の水の振る舞いについても，水氷フィーチャーを捉えられることがわかったSubaru/IRCSのL-band偏光分光機能を，様々な進化段階の円盤や星周構造へと適用し，水が円盤へと持ち込まれる過程についての観測的情報を得る。また，アルマを用いた水蒸気放射の観測結果を円盤モデルと比較して，円盤スノーラインに関してこれまで以上に厳しい制約を課すことを目指す。
星団観測については多波長観測を継続し，惑星形成の環境依存性を議論するのに必要な星形成過程の金属量依存性を具体的に明らかにする。また，令和3年度以降の科学観測開始を目指し，せいめい望遠鏡新装置の開発を継続する。
このほか，研究体制の面からは，円盤の高解像度観測や銀河系外縁部の開拓に関わるテーマを強化するため，特任助教と研究員を各1名，計2名雇用する。この2名は，自らとは異なる手法で研究を推進する研究分担者との連携も見据えて赴任地を決定するとともに，総括班が主導するラボローテーションも積極的に活用して，グループ内及び領域全体の協調・連携を促進させる役割の一翼を担う。

研究成果

• [国際共同研究] Jet Propulsion Laboratory/California Institute of Technology/Space Telescope Science Institute(米国)
  • 国名: 米国
  • 外国機関名: Jet Propulsion Laboratory/California Institute of Technology/Space Telescope Science Institute
  • 他の機関数: 3
• [国際共同研究] リヨン大学/IPAG(フランス)
  • 国名: フランス
  • 外国機関名: リヨン大学/IPAG
• [国際共同研究] ビクトリア大学(カナダ)
  • 国名: カナダ
  • 外国機関名: ビクトリア大学
• [国際共同研究] 台湾中央研究院/国立清華大学(その他の国・地域)
  • 国名: その他の国・地域
  • 外国機関名: 台湾中央研究院/国立清華大学
• [国際共同研究] 合同アルマ観測所/チリ大学(チリ)
  • 国名: チリ
  • 外国機関名: 合同アルマ観測所/チリ大学
• [国際共同研究]
  • 他の国数: 2
• [雑誌論文] Imaging the disc rim and a moving close-in companion candidate in the pre-transitional disc of V1247 Orionis (2019)
  • 著者名/発表者名: Willson, M., Kraus, S., Kluska, J., Monnier, J. D., Cure, M., Sitko, M., Aarnio, A., Ireland, M. J., Rizzuto, A., Hone, E., Kreplin, A., Andrews, S., Calvet, N., Espaillat, C., Fukagawa, M., Harries, T. J., Hinkley, S., Kanaan, S., Muto, T., & Wilner, D. J.
  • 雑誌名: Astronomy & Astrophysics 巻: 621 ページ: id.A7
  • DOI: 10.1051/0004-6361/201630215
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] The Effect of Carbon Grain Destruction on the Chemical Structure of Protoplanetary Disks (2019)
  • 著者名/発表者名: Wei, C.-E., Nomura, H., Lee, J.-E., Ip, W.-H., Walsh, C., & Millar, T. J.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 870 ページ: id. 129
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aaf390
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] The Flared Gas Structure of the Transitional Disk around Sz 91 (2019)
  • 著者名/発表者名: Tsukagoshi, T., Momose, M., Kitamura, Y., Saito, M., Kawabe, R., Andrews, S., Wilner, D., Kudo, T., Hashimoto, J., Ohashi, N., & Tamura, M.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 871 ページ: id. 5
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aaf4f1
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Shock-generating Planetesimals Perturbed by a Giant Planet in a Gas Disk (2019)
  • 著者名/発表者名: Nagasawa, M., Tanaka, K. K., Tanaka, H., Nomura, H., Nakamoto, T., & Miura, H.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 871 ページ: id. 110
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aaf795
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] The Synthetic ALMA Multiband Analysis of the Dust Properties of the TW Hya Protoplanetary Disk (2019)
  • 著者名/発表者名: Kim, S., Nomura, H., Tsukagoshi, T., Kawabe, R., & Muto, T.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 872 ページ: id. 179
  • DOI: 10.3847/1538-4357/ab0304
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Subaru/HiCIAO HK s Imaging of LKHa 330: Multi-band Detection of the Gap and Spiral-like Structures (2018)
  • 著者名/発表者名: Uyama, T., Hashimoto, J., Muto, T. et al. (著者数 59名)
  • 雑誌名: The Astronomical Journal 巻: 156 ページ: id. 63
  • DOI: 10.3847/1538-3881/aacbd1
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Radial velocity measurements of an orbiting star around Sgr A* (2018)
  • 著者名/発表者名: Nishiyama, S., Saida, H., Takamori, Y., Takahashi, M., Schodel, R., Najarro, F., Hamano, S., Omiya, M., Tamura, M., Takahashi, M., Gorin, H., Nagatomo, S., & Nagata, T.
  • 雑誌名: Publications of the Astronomical Society of Japan 巻: 70 ページ: id.74
  • DOI: 10.1093/pasj/psy067
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Trapping Low-mass Planets at the Inner Edge of the Protostellar Disk (2018)
  • 著者名/発表者名: Brasser, R., Matsumura, S., Muto, T., & Ida, S.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal Letters 巻: 864 ページ: id. L8
  • DOI: 10.3847/2041-8213/aada18
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Radiation Hydrodynamics Simulations of Photoevaporation of Protoplanetary Disks. II. Metallicity Dependence of UV and X-Ray Photoevaporation (2018)
  • 著者名/発表者名: Nakatani, R., Hosokawa, T., Yoshida, N., Nomura, H., & Kuiper, R.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 865 ページ: id. 75
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aad9fd
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Two Different Grain Size Distributions within the Protoplanetary Disk around HD 142527 Revealed by ALMA Polarization Observation (2018)
  • 著者名/発表者名: Ohashi, S., Kataoka, A., Nagai, H., Momose, M., Muto, T., Hanawa, T., Fukagawa, M., Tsukagoshi, T., Murakawa, K., & Shibai, H.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 864 ページ: id. 81
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aad632
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Parametric Study of the Rossby Wave Instability in a Two-dimensional Barotropic Disk. II. Nonlinear Calculations (2018)
  • 著者名/発表者名: Ono, T., Muto, T., Tomida, K., & Zhu, Z.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 864 ページ: id. 70
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aad54d
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Structure Formation in a Young Protoplanetary Disk by a Magnetic Disk Wind (2018)
  • 著者名/発表者名: Takahashi, S. Z., & Muto, T.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 865 ページ: id. 102
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aadda0
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Distortion of Magnetic Fields in a Starless Core. IV. Magnetic Field Scaling on Density and Mass-to-flux Ratio Distribution in FeSt 1-457 (2018)
  • 著者名/発表者名: Kandori, R., Tomisaka, K., Tamura, M., Saito, M., Kusakabe, N., Nakajima, Y., Kwon, J., Nagayama, T., Nagata, T., & Tatematsu, K.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 865 ページ: id. 121
  • DOI: 3847/1538-4357/aadb3f
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Mid-infrared Spectroscopic Observations of Comet 17P/Holmes Immediately After Its Great Outburst in 2007 October (2018)
  • 著者名/発表者名: Shinnaka, Y., Ootsubo, T., Kawakita, H., Yamaguchi, M., Honda, M., & Watanabe, J.
  • 雑誌名: The Astronomical Journal 巻: 156 ページ: id. 242
  • DOI: 10.3847/1538-3881/aadfea
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Impacts of Dust Feedback on a Dust Ring Induced by a Planet in a Protoplanetary Disk (2018)
  • 著者名/発表者名: Kanagawa, K. D., Muto, T., Okuzumi, S., Tanigawa, T., Taki, T., & Shibaike, Y.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 868 ページ: id. 48
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aae837
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] ALMA Reveals a Misaligned Inner Gas Disk inside the Large Cavity of a Transitional Disk (2018)
  • 著者名/発表者名: Mayama, S., Akiyama, E., Panic, O., Miley, J., Tsukagoshi, T., Muto, T., Dong, R., de Leon, J., Mizuki, T., Oh, D., Hashimoto, J., Sai, J., Currie, T., Takami, M., Grady, C. A., Hayashi, M., Tamura, M., & Inutsuka, S.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal Letters 巻: 868 ページ: id. L3
  • DOI: 10.3847/2041-8213/aae88b
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] A Spatially Resolved au-scale Inner Disk around DM Tau (2018)
  • 著者名/発表者名: Kudo, T., Hashimoto, J., Muto, T., Liu, H. B., Dong, R., Hasegawa, Y., Tsukagoshi, T., & Konishi, M.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal Letters 巻: 868 ページ: id. L5
  • DOI: 10.3847/2041-8213/aaeb1c
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] A newly identified emission-line region around P Cygni (2018)
  • 著者名/発表者名: Mizumoto, M., Kobayashi, N., Hamano, S., Ikeda, Y., Kondo, S., Sameshima, H., Matsunaga, N., Fukue, K., Yasui, C., Izumi, N., Kawakita, H., Nakanishi, K., Nakaoka, T., Otsubo, S., & Maehara, H.
  • 雑誌名: Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 巻: 481 ページ: 793-805
  • DOI: 10.1093/mnras/sty2239
  • 査読あり
• [雑誌論文] Distortion of Magnetic Fields in a Starless Core. V. Near-infrared and Submillimeter Polarization in FeSt 1-457 (2018)
  • 著者名/発表者名: Kandori, R., Nagata, T., Tazaki, R., Tamura, M., Saito, M., Tomisaka, K., Matsumoto, T., Kusakabe, N., Nakajima, Y., Kwon, J., Nagayama, T., & Tatematsu, K.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 868 ページ: id. 94
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aae888
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] A near-infrared variable star survey in the Magellanic Clouds: the Small Magellanic Cloud data (2018)
  • 著者名/発表者名: Ita, Y., Matsunaga, N., Tanabe, T., Nakada, Y., Kato, D., Nagayama, T., Nagashima, C., Kurita, M., Nakajima, Y., Whitelock, P. A., Menzies, J. W., Feast, M. W., Nagata, T., Tamura, M., & Nakaya, H.
  • 雑誌名: Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 巻: 481 ページ: 4206-4220
  • DOI: 10.1093/mnras/sty2539
  • 査読あり / 国際共著
• [学会発表] Herbig Fe星 HD142527 円盤散乱光の3ミクロン帯偏光分光観測 (2019)
  • 著者名/発表者名: 本田充彦
  • 学会等名: 第35回 Grain Formation Workshop
• [学会発表] Herbig Fe星HD142527円盤の３ミクロン帯散乱光の輻射輸送計算 (2019)
  • 著者名/発表者名: 村川幸史、本田充彦
  • 学会等名: 日本天文学会2019年春季年会
• [学会発表] Herbig Fe 星HD142527 円盤散乱光の3 ミクロン帯偏光分光観測 (2019)
  • 著者名/発表者名: 本田充彦，村川幸史，寺田宏，工藤智幸，服部尭，橋本淳，田村元秀，渡辺誠
  • 学会等名: 日本天文学会2019年春季年会
• [学会発表] 原始惑星系円盤の力学を探る 数値シミュレーションと 高解像度観測 (2019)
  • 著者名/発表者名: 武藤恭之
  • 学会等名: ポスト「京」萌芽的課題・計算惑星 第3回 公開シンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] 原始惑星系円盤の構造と惑星形成 (2019)
  • 著者名/発表者名: 武藤恭之
  • 学会等名: 日本天文学会2019年春季年会 研究奨励賞受賞講演
  • 招待講演
• [学会発表] 分子雲コア内のダスト整列の多波長偏光観測 (2019)
  • 著者名/発表者名: 神鳥亮，田崎亮，長田哲也，田村元秀，日下部展彦，富阪幸治，齋藤正雄，立松健一，中島康，Jungmi Kwon，松本倫明 ，永山貴宏，IRSF/SIRPOL チーム
  • 学会等名: 日本天文学会2019年春季年会
• [学会発表] 原始惑星系円盤の化学進化 : 太陽系初期物質との比較 (2019)
  • 著者名/発表者名: 野村英子
  • 学会等名: Symposium on Planetary Sciences 2019
  • 招待講演
• [学会発表] 星・惑星形成領域における サブミリ波偏光観測の展望 (2018)
  • 著者名/発表者名: 百瀬宗武
  • 学会等名: 南極30m級テラヘルツ望遠鏡ワークショップ
  • 招待講演
• [学会発表] Science Cases of Protoplanetary and Protostellar Disks with NOEMA (2018)
  • 著者名/発表者名: Momose, M.
  • 学会等名: NOEMA/30m Workshop
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 系外惑星・円盤研究の未来 (2018)
  • 著者名/発表者名: 百瀬宗武
  • 学会等名: 宇宙電波懇談会シンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] Protoplanetary disk science with Subaru/COMICS and TMT/MICHI (2018)
  • 著者名/発表者名: Mitsuhiko Honda
  • 学会等名: NAOC-MICHI Workshop
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] MICHI: a Thermal-Infrared Instrument for the TMT (2018)
  • 著者名/発表者名: Mitsuhiko Honda
  • 学会等名: IAUS 347 Early Science with ELTs (EASE) 2018
  • 国際学会
• [学会発表] Subaru/IRCS 熱赤外偏光観測機能の立ち上げ2 | 偏光分光試験観測結果 (2018)
  • 著者名/発表者名: 本田充彦
  • 学会等名: 日本天文学会2018年秋季年会
• [学会発表] TMT中間赤外線観測装置MICHI提案の現状報告 (2018)
  • 著者名/発表者名: 本田充彦
  • 学会等名: 2018年度光赤天連シンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] Introduction of Subaru/COMICS (2018)
  • 著者名/発表者名: Mitsuhiko Honda
  • 学会等名: The Next Generation of Thermal-IR Astronomy: How can we Reach the Photon Noise Limit?
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] MICHI: a Thermal-Infrared Instrument for the TMT: Four Key Science Drivers (2018)
  • 著者名/発表者名: Mitsuhiko Honda, Chris Packham
  • 学会等名: TMT Science Forum
  • 国際学会
• [学会発表] Small Inner Ring Structure in the DM Tau Protoplanetary Disk System Revealed by ALMA (2018)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Muto
  • 学会等名: Japanese-German Meeting on Exoplanets and Planet Formation 2018
  • 国際学会
• [学会発表] Physical Mechanisms of Rossby Wave Instability and its Non-linear Outcome (2018)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Muto
  • 学会等名: Workshop for Protoplanetary Disks and Exoplanets
  • 国際学会
• [学会発表] Spatially-resolved study of star and planet formation in Local Group galaxies (2018)
  • 著者名/発表者名: Yasui, C.
  • 学会等名: IAU Symposium 347: Early Science with ELTs (EASE)
  • 国際学会
• [学会発表] Spatially-resolved study of star and planet formation in Local Group galaxies (2018)
  • 著者名/発表者名: Yasui, C.
  • 学会等名: TMT Science Forum
  • 国際学会
• [学会発表] Star Formation in the Extreme Outer Galaxy (2018)
  • 著者名/発表者名: Yasui, C., Izumi, N., Lau, R., Kobayashi, N., Saito, M., Ressler M.
  • 学会等名: IAU Focus Meeting FM11: JWST: Launch, Commissioning, and Cycle 1 Science
  • 国際学会
• [学会発表] 中心星付近の mass flow プロセスの時間進化: 近赤外線高分散分光器 WINERED による Tuaurs 星生成領域中の中質量星の観測 (2018)
  • 著者名/発表者名: 安井千香子，濱野哲史，福江慧，近藤荘平，鮫島寛明，竹中慶一，池田優二，河北秀世，大坪翔悟, 渡瀬彩華，松永典之，水本岬希，谷口大輔，泉奈都子，小林尚人，WINERED 開発チーム
  • 学会等名: 日本天文学会2018年秋季年会
• [学会発表] Effect of Dust Distribution on Chemical Structure in the TW Hya Disk (2018)
  • 著者名/発表者名: Nomura, H.
  • 学会等名: Japanese-German meeting on Exoplanets and Planet Formation 2018
  • 国際学会
• [学会発表] The synthetic ALMA multiband analysis of the dust properties of the TW Hya protoplanetary disk (2018)
  • 著者名/発表者名: Kim, S., Nomura, H., Tsukagoshi, T., Kawabe, R., & Muto, T.
  • 学会等名: Take a closer look - The innermost region of protoplanetary disks and its connection to the origin of planets
  • 国際学会
• [学会発表] The synthetic ALMA multiband analysis of the dust properties of the TW Hya protoplanetary disk (2018)
  • 著者名/発表者名: Kim, S., Nomura, H., Tsukagoshi, T., Kawabe, R., & Muto, T.
  • 学会等名: Cosmic Dust and Magnetism
  • 国際学会
• [学会発表] Effect of Dust Distribution on Chemical Structure in the TW Hya Disk (2018)
  • 著者名/発表者名: Nomura, H.
  • 学会等名: Workshop on Interstellar Matter 2018
  • 国際学会
• [学会発表] Water lines and multiple ring and gap structures of the protoplanetary disk around HD 163296 observed by ALMA (2018)
  • 著者名/発表者名: Notsu, S., Akiyama, E., Booth, A., Nomura, H., Walsh, C., Hirota, T., Honda, M., Tsukagoshi, T., & Millar, T. J.
  • 学会等名: Workshop on Interstellar Matter 2018
  • 国際学会
• [学会発表] Water lines and multiple ring and gap structures of the protoplanetary disk around HD 163296 observed by ALMA (2018)
  • 著者名/発表者名: Notsu, S., Akiyama, E., Booth, A., Nomura, H., Walsh, C., Hirota, T., Honda, M., Tsukagoshi, T., & Millar, T. J.
  • 学会等名: East Asian ALMA Science Workshop 2018
  • 国際学会
• [学会発表] Effect of Dust Distribution on Chemical Structure in the TW Hya Disk (2018)
  • 著者名/発表者名: Nomura, H.
  • 学会等名: East Asian ALMA Science Workshop 2018
  • 国際学会
• [学会発表] Kim, S., Nomura, H., Tsukagoshi, T., Kawabe, R., & Muto, T. (2018)
  • 著者名/発表者名: Kim, S., Nomura, H., Tsukagoshi, T., Kawabe, R., & Muto, T.
  • 学会等名: East Asian ALMA Science Workshop 2018
  • 国際学会
• [学会発表] 原始惑星系円盤から惑星系へ ：物理・化学素過程の 観測的検証法 (2018)
  • 著者名/発表者名: 野村英子
  • 学会等名: 第31回理論懇シンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] 原始惑星系円盤の化学反応計算と、H2Oスノーラインの分光観測による同定可能性 (2018)
  • 著者名/発表者名: 野津翔太, 秋山永治, Alice Booth, 野村英子, Catherine Walsh, 廣田朋也, 本田充彦, 塚越崇, T.J. Millar
  • 学会等名: 第31回理論懇シンポジウム
• [学会発表] 原始惑星系円盤 から太陽系への 物質進化 (2018)
  • 著者名/発表者名: 野村英子
  • 学会等名: ALMAワークショップ 「Connecting Solar System and Protoplanetary Disks with ALMA
  • 招待講演
• [備考] 地球型惑星の形成現場を描き出す～アルマ望遠鏡で捉えた原始ミニ太陽系～
  • URL: https://alma-telescope.jp/news/press/dmtau-201903