• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

ケモテクノロジーの分子基盤を創出するユビキチン構造生物学

計画研究

  • PDF
研究領域ケモテクノロジーが拓くユビキチンニューフロンティア
研究課題/領域番号 18H05501
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関京都大学 (2020-2022)
東京大学 (2018-2019)

研究代表者

深井 周也  京都大学, 理学研究科, 教授 (10361792)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2023-03-31
キーワード構造生物学 / 分子間相互作用 / ユビキチン / シグナル伝達 / タンパク質工学 / ケミカルバイオロジー / X線結晶構造解析
研究成果の概要

タンパク質分解のシグナルとして発見されたユビキチン修飾は、現在では多様な細胞機能の制御において必須な役割を担うことが知られている。ユビキチンがつながって生じるユビキチン鎖は機能の多様性と密接に関わっており、鎖の付加・認識・除去の仕組みを理解して人為的に細胞機能を制御する研究は病態の改善にも寄与しうる。本研究では、新規のユビキチン鎖認識機構やユビキチン鎖が関与する分子機構の理解を深めることを目的として、関連するタンパク質が形成する複合体の立体構造を決定した。さらに、得られた立体構造情報に基づいて化合物を設計し、機能を制御することを試みた。

自由記述の分野

構造生物化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ユビキチン鎖と結合タンパク質の複合体(Npl4-K48鎖やTab2-K6鎖など)の立体構造解析によって新たなユビキチン鎖認識機構を明らかにした。また、ユビキチンリガーゼLUBACの触媒サブユニットHOIPの阻害剤HOIPINやUSPファミリーの脱ユビキチン化酵素を阻害する化合物Subquinocinといったユビキチン鎖が関与するタンパク質に結合する化合物の作用メカニズムを立体構造に基づいて理解し、共同研究も含めて原子・分子レベルから細胞・個体レベルまでの解析通じて免疫疾患に対する新たな治療法の可能性を示した。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi