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2022 年度 研究成果報告書

減数分裂における細胞核・クロマチン構造の変換メカニズム

計画研究

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研究領域遺伝子制御の基盤となるクロマチンポテンシャル
研究課題/領域番号 18H05533
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関大阪大学

研究代表者

平岡 泰  大阪大学, 大学院生命機能研究科, 招へい教授 (10359078)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2023-03-31
キーワードクロマチン / 染色体 / 減数分裂 / 核膜 / 非コードRNA / ヒストン修飾
研究成果の概要

体細胞分裂から減数分裂に移行する時に、細胞核とクロマチンの構造は大きく変化する。クロマチンの核内の配置や局所的な構造が変わるだけで遺伝子発現が変化することから、核内配置や局所構造はクロマチンポテンシャルを決める大きな要因である。本研究では、分裂酵母をモデル生物として、体細胞分裂と減数分裂でのクロマチンの核内配置と構造を解析し、その変換メカニズムを解明してきた。具体的には、構造変換を引きおこすのに必要な要因として、(1)核膜との相互作用、(2)非コードRNAとの相互作用、(3)ヒストン修飾、に注目して解析を行い、減数分裂での核構造・クロマチン構造の変換メカニズムを明らかにした。

自由記述の分野

分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

減数分裂は次世代へゲノムを継承する仕組みであり、ヒトでは2倍体の体細胞から卵子や精子のような1倍体の配偶子を作る特殊な細胞分裂であり、真核生物にとって普遍的で重要なプロセスである。減数分裂を特徴づける染色体の挙動として、父母に由来する相同染色体が互いを認識して対合し、相同染色体間で組換えを生じ、減数分裂での正常な染色体分配を保証する。減数分裂における正常な染色体の分配は、卵子や精子の形成に重要であり、そこでの異常は不妊や流産あるいはダウン症などにつながる。このため、減数分裂を特徴づけるクロマチンポテンシャルを理解することは学術的にも臨床的にも重要である。

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公開日: 2024-01-30  

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