政治制度の選択と機能分析

2009 年度 自己評価報告書

• 研究領域: 実験社会科学
• 研究課題/領域番号: 19046001
• 研究種目: 特定領域研究
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 人文・社会系
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 肥前 洋一 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (10344459)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2012
• キーワード: 実験

研究概要

本研究の目的は、領域全体の主題である実験社会科学研究の確立に向け、政治学分野の実験研究を発展させることである。明らかにしようとする政治学的問題は、「民主主義政治はいかにして機能することが可能か」である。この大きな問題を、より特定化された「制度選択」「投票参加」「投票方向」「選挙制度」「討議制」の5つのパートに分けて各担当者を決め、実験室実験・fMRI実験・調査実験などにより分析を進める。

研究成果

• [雑誌論文] Neural Correlates of Attitude Change Following Positive and Negative Advertisements (2009)
  • 著者名/発表者名: Kato, J., Ide, H., Kabashima, I., Kadota, H., Takano, K., Kansaku, K
  • 雑誌名: Frontiers in Behavioral Neuroscience 3(6) ページ: 1-13
  • 査読あり
• [雑誌論文] Axiomatization of a Class of Equal Surplus Sharing Solutions for TU-Games (2009)
  • 著者名/発表者名: Yukihiko Funaki, Rene van den Brink
  • 雑誌名: Theory and Decision 67 ページ: 303-340
  • 査読あり
• [雑誌論文] Diet Members and Seat Inheritance: Keeping It in the Family (2008)
  • 著者名/発表者名: Naoko Taniguchi
  • 雑誌名: Democratic Reform in Japan: Assessing the Impact (Lynne Rienner Publishers, Sherry Martin and Gill Steel (eds.)) ページ: 65-80
  • 査読あり
• [学会発表] 実験的手法の現状と未来 (2009)
  • 著者名/発表者名: 谷口尚子・肥前洋一
  • 学会等名: 日本政治学会
  • 発表場所: 日本大学
  • 年月日: 2009-10-12
• [学会発表] Experimenting Landslide: An Analysis of Preference, Knowledge and Decisions to Bandwagon with a Winning Majority (2008)
  • 著者名/発表者名: Masaru Kohno
  • 学会等名: Collective Choice Seminar Series
  • 発表場所: スタンフォード大学フーバー研究所
  • 年月日: 2008-11-24
• [学会発表] How Does the Electoral Campaign Affect the Choice of Voters?: fMRI Experiment Using the 1992 US Presidential Campaign Video (2008)
  • 著者名/発表者名: Kato, J., Ide, H., Kabashima, I., Kadota, H., Kansaku, K.
  • 学会等名: アメリカ政治学会研究大会
  • 発表場所: ボストン
  • 年月日: 2008-08-28
• [図書] 2009年、なぜ政権交代だったのか (2009)
  • 著者名/発表者名: 河野勝, ほか
  • 総ページ数: 217
  • 出版者: 勁草書房
• [図書] 期待、制度、グローバル社会 (2009)
  • 著者名/発表者名: 河野勝(編)
  • 総ページ数: 225
  • 出版者: 勁草書房
• [図書] 社会科学の実験アプローチ (2007)
  • 著者名/発表者名: 河野勝・西條辰義(編)
  • 総ページ数: 223
  • 出版者: 勁草書房
• [備考] 河野勝・荒井紀一郎「新世代DVD規格競争の背景」日本経済新聞29面, 2008年3月4日