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2007 年度 実績報告書

組織構造の分析と設計

計画研究

研究領域実験社会科学
研究課題/領域番号 19046004
研究機関神戸大学

研究代表者

下村 研一  神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (90252527)

研究分担者 山地 秀俊  神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40127410)
磯辺 剛彦  慶応義塾大学, 大学院・経営管理研究科, 教授 (30289110)
後藤 雅敏  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (70186899)
キーワード組織間関係 / 組織学習 / 意思決定 / 経済合理性 / 市場競争 / 経済実験 / シミュレーション / 応用一般均衡分析
研究概要

今年度は,実験経済学の理論モデル構築,およびカリフォルニア工科大学とイェール大学の研究者との共同研究体制の基盤整備を行なった.具体的には,まず理論の研究会を開催し,組織間競争のモデリングについて検討した.続いて,ビジネスゲームの研究会を開催してパイロット実験を行ない,求められている組織間競争のモデリングが既存のビジネスゲームにどの程度組み込まれているかについて討議した.実験のためのプログラム構築法については専門家を研究会に招いて知識の提供をお願いした.組織間競争の理論モデルの設定については興味深い問題がいくつも見つかったが,理論モデル化と,かつ精度の高い実験結果が得られるよう理論とパイロット実験との相互のフィードバックは継続中である.特に,カリフォルニア工科大学の研究者と共同研究に向け,適宜理論モデル化と実験設計について意見交換を継続している.その一方実験環境の整備については,イェール大学の研究者を神戸大学に招聘し,実験の設計に関する知識提供および,神戸大学のコンピューターシステムを実験の一基盤としていかに整備するべきかについて指導助言をお願いした.これら個別の作業が年度内に行なわれたが,いずれも進行中であるので,次年度も継続したい.なお本年度は,研究分担者が実験研究をできれば今後の実験社会科学の普及と教育にも生かしたいと考えたため,神戸大学の他部局および他大学の研究者との研究交流を積極的に行なった.その結果,実験のプログラムと機械環境を整備することで,他の社会科学分野の研究協力者の採用が可能であることが判明した.また少人数ではあるが,専攻が経済理論でも実験経済学でもない大学院生が研究会に参加した.来年度以降も,幅広い研究交流を継続し,理論と実験の間を行き来することの意義をアピールすることで,実験社会科学の普及と教育へも微力ながら貢献できればと考える.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Cognitive Bias in the Laboratory Security Market-Differently Available Information and Equilibrium of Security Market-2008

    • 著者名/発表者名
      YAMAJI Hidetoshi
    • 雑誌名

      Discussion Paper Series in RIEB Kobe University No.216

      ページ: 1-31

  • [雑誌論文] 独占的競争モデルによる災害の空間的応用一般均衡分析2007

    • 著者名/発表者名
      下村 研一
    • 雑誌名

      国民経済雑誌 196巻4号

      ページ: 1-18

  • [雑誌論文] WHICH COUNTRY MATTERS? INSTITUTIONAL DEVELOPMENT AND FOREIGN AFFILIATE PERFORMANCE

    • 著者名/発表者名
      CHRISTINE M. CHAN
    • 雑誌名

      Strategic Management Journal(forthcoming)

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/daos/

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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