研究概要 |
本計画においては,低電力・高速動作が期待される単電子デバイスと,スピントロニクスデバイスとを組み合わせた系の基礎物理学を調べることで,更に低電力で安定的に動作する素子の実現を目指すものである.具体的目標として: (1) 量子ドットなどにおける単電子効果を利用してスピン制御を行う. (2) 同じく単電子効果を利用して,スピン流やスピン偏極が生じているかどうか,検出する検出器を開発する. (3) 更に,スピン軌道相互作用と単電子効果を組み合わせることで非磁性の半導体中にスピン偏極を生成する. を掲げ,これらを実験的理論的に追求する.
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