研究概要 |
(1) 配列ナノ空間物質としてよく知られた、Si、Geクラスレートの特性(超伝導、高効率熱電変換)を支配するゲストーホスト相互作用を、ラマン分光による各種ゲスト原子のラットリング振動と、ホストSi、Ge及びこれらをGa, Au, Cu等で置換した場合の格子振動(フォノン)を測定評価する。 (2) 超高圧力下のナノ空間物質の構造安定性や相転移(ゲストの秩序-無秩序、構造相転移、アモルファス化)を解明する。 (3) Si、Geクラスレートの共同研究を行ってきた本特定研究計画班のグループが、今回実施するクラスレート物質探査で得られる新規配列ナノ空間物質の常圧/超高圧力下の極限ラマン分光を行い、構造や振動状態の探求を行う。
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