計画研究
特定領域研究
フラストレート磁性強誘電体における強誘電性と結晶構造・磁気構造の対応関係を磁場下での振舞いも含めて完全に明らかにするとともに、磁気秩序と誘電性の強い結合を利用して新規外場効果を開拓する。具体的には、フラストレート磁性強誘電体について、(1) 結晶構造・磁気構造に対する磁場効果の研究を通じた巨大電気磁気効果の機構解明(2) 磁気構造の電場による制御(3) 励起構造の理論的・実験的解明(4) 多分域構造を利用した新規外場応答の理論予測と実現を目指す。磁気構造の電場による制御や、分域構造を利用した新規外場応答が実現できれば、強相関電子系における磁性と格子の結合という基礎科学的観点からのみでなく、例えば、磁気カイラリティ記録の電気的な読み書きなど、将来の応用の観点からも意義深い結果となる。このように本研究の目的を達成することにより、磁性強誘電体の新規物質・新規物性の開拓の明確な指針が得られる。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Phys. Rev. Lett. 103巻
ページ: 077204(1)-(4)
Phys. Rev. Lett. 101巻
ページ: 097204(1)-(4)
Phys. Rev. B 77巻
ページ: 224441(1)-(15)
Phys. Rev. Lett. 99巻
ページ: 227206(1)-(4)
http://www.frustration.jp/modules/xpwiki/?Publications%2FMultiferroics