計画研究
量子論に基づく全エネルギー計算の手法を用いて、ナノチューブ、フラーレンをはじめとする炭素ナノ構造物質群の物質設計と物性解明、ならびに実験的に合成がなされた新規な炭素ナノ構造物質の構造予測・物性解明を行った。特に今年度は、金属カーバドな違法フラーレンの電子状態の解明、グラフェンにおける端の形成エネルギーを求め、安定な端形状の同定を行った。さらに、ナノチューブに導入された欠陥に着目し、その欠陥構造の違いにより、誘起される欠陥順位の空間分布が大きく異なり、今後チューブを用いたデバイス応用に対する重要な知見を得た。同時に、トポロジカルな欠陥を有するナノチューブにおいて強磁性的磁気秩序が発現することを示し、その磁性制御方法の提案を行った。
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 12件) 学会発表 (10件) 備考 (1件)
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