計画研究
特定領域研究
膜タンパク質の機能構造の形成と適切な場所への配置に関わる「機能発現と秩序維持システム」の理解を目的とする。(1) 小胞体における膜タンパク質の構造形成の全容を明らかにする。(1) 多数のイオンチャネルで見出される正電荷を有する膜貫通セグメントの膜組み込み機構を明らかにする。電位依存性K^+チャネル,及びロドプシンを取り上げる。(2) 小胞体トランスロコンの動態を解析する。我々の開発した膜透過を制御できる無細胞膜組み込み実験系によって様々な膜組み込み中間状態を作製し,膜組み込み時の水環境の探査を行う。(3) トランスロコンの機能構造の解明を目指して,膜組み込みが途中停止したリボソーム・新生ポリペプチド鎖・トランスロコン複合体の単離系を確立する。(2) 膜タンパク質の小胞体以外のオルガネラへの標的化機構の解明。(1) ミトコンドリアやペルオキシソームに存在するABC輸送体アイソフォームの小胞体回避機構を解明する。(2) これらのABC輸送体アイソフォームの膜組み込みおよび構造形成を小胞体の系と対比しながら明らかにする。(3) C-アンカー膜タンパク質の局在制御と組み込み機構(1) 各オルガネラ膜に局在するC-アンカー膜タンパク質の標的化シグナル認識機構を解析する。
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