計画研究
特定領域研究
フロリゲンは移動性の花成誘導刺激として約70前にその存在が提唱された。私たちは短日植物イネを用いた分子遺伝学的な解析から、フロリゲンの分子実体がHd3aタンパク質である事を明らかにした。これを踏まえ、本研究では以下の3つの課題について研究を展開する。(1)イネのフロリゲンHd3aの機能メカニズムの解明:Hd3a-GFP融合タンパク質を発現するイネを用いて、フロリゲンの実態に迫る。また、Hd3aと相互作用するタンパク質を探索し、これらの機能解析を通してHd3aによる開花誘導のメカニズムに迫る。フロリゲンの多様な機能:Hd3aを発現させたイネは花成の促進に加えて多面的な表現型を示した。Hd3aが様々な形態形成に影響する分子機構を解析する。(2)日長に応じたHd3aの発現制御機構:Hd3aとそのパラログRFTの発現調節機構を明らかにし、フロリゲン遺伝子の発現の光周性制御機構を明らかにする。
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