計画研究
特定領域研究
植物の発生研究は、代表的な発生過程や形態形成に関わる多くの遺伝子が単離されるとともに、遺伝子発現の網羅的解析も進められている。また、多数の低分子RNAの関与が明らかになるとともに、DNAメチル化などによるエピジェネティックな制御が、植物固有の様式で重要な役割を果たすことが示されている。今後の研究においては、(1)ゲノム全体にわたって遺伝情報・エピジェネティックな情報を取得し、メリステム形成・維持における役割を解析すること、また、(2)個々の遺伝子の機能解析においても、それぞれがコードするタンパク質の組織・細胞内における機能を動的に解析すること、が必要不可欠であると考えられる。そこで、本支援研究においては、シロイヌナズナのタイリングアレイを利用して、低分子RNAの発現、およびchip-on-chipによるゲノムの化学修飾を網羅的に解析する方法を確立し、この技術を計画研究・公募研究の班員に提供することを目的とする。これにより、ゲノム発現データの蓄積されることを目指す。また、タンパク質の組織内・細胞内局在の解析の技術情報や、植物細胞内におけるタンパク質間相互作用解析のためのベクター、茎頂メリステムの細胞動態を解析するための材料などを整備し、計画研究・公募研究の班員に提供するとともに、必要な班員には設備利用の便を図ることを目的とする。先端的な研究を進める班員から広く情報を収集し、技術交流などを通して本特定領域研究全体でそれを共有する体制を構築する。
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