R5年度には、これまでの計画年度に開発した、複数種類の培養器シリーズの改良及び、計画班の他のグループのとの共同研究による特殊な実験系に特化した派生デバイスの開発を継続し行った。また、微小ソフトロボット技術を用いた微生物培養装置の開発においてもフォトリソグラフィーによるアクチュエータプローブ回路の微小化、アクチュエータプローブへの蛍光観察機能の集積化、そして特殊容器内での電気的接続を不要とする無線給電型アクチュエータプローブの開発に成功した。また、本計画で開発したポストコッホ型微小培養技術の他分野への応用として、教育現場での使用を目指した野外フィールドでの使用を可能とする携行型蛍光観察器およびオンサイトサンプリング・代謝観察培養マイクロアレイの開発を行った。
|