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2023 年度 研究成果報告書

選択的オートファジーによる細胞制御

計画研究

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研究領域マルチモードオートファジー:多彩な経路と選択性が織り成す自己分解系の理解
研究課題/領域番号 19H05706
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関順天堂大学

研究代表者

小松 雅明  順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (90356254)

研究分担者 和栗 聡  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (30244908)
杉浦 悠毅  京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (30590202)
李 賢哲  順天堂大学, 医学部, 准教授 (30758321)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2024-03-31
キーワードオートファジー / 液―液相分離 / 選択的オートファジー / p62 / 液滴
研究成果の概要

膜結合型のATG8ファミリーに特異的に結合するプローブを利用して肝臓特異的選択的オートファジー不能マウスを作製した。p62の結合パートナーであるNBR1の過剰発現によりp62 bodyの流動性が低下する一方、その数、大きさが増加することを見出した。セルソーターを用いて蛍光標識したp62 bodyを高効率に精製できる方法を確立した。NBR1過剰発現細胞から精製したp62 bodyと肝臓特異的選択的オートファジー不能マウス肝臓の統合的プロテオーム解析により、p62 bodyに局在し、オートファジーにより分解される新規選択的オートファジー基質を同定した。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

RNAが中心的な役割を演じる核内相分離と異なり、タンパク質の多価相互作用によって駆動される細胞質相分離は、十分な解析がなされていない。本研究による細胞質液滴p62 bodyの形成、制御、分解機構の精緻な解析は、細胞生物学における液―液相分離の新基軸を生み出し、世界の関連研究を強く牽引すると考えられる。p62 bodyによる生体防御系の異常は、直接的に病態発症、特に代謝性疾患やがんに関与することが明らかになっており、さらなる本研究の推進によりヒトの健康増進や疾患予防に繋がることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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