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2023 年度 研究成果報告書

膜透過型オートファジーの制御機構

計画研究

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研究領域マルチモードオートファジー:多彩な経路と選択性が織り成す自己分解系の理解
研究課題/領域番号 19H05710
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

株田 智弘  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第四部, 室長 (70535765)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2024-03-31
キーワードオートファジー / タンパク質分解 / 核酸分解
研究成果の概要

RNautophagy/DNautophagy (RDA)における核酸のリソソーム取り込みにATP消費が必要であり、V-ATPaseは必要でないことを示した。RNautophagyについて、自然免疫受容体を介した活性化機構、SIDT2細胞質側の核酸結合配列など、新たな制御機構を複数見いだした。リソソームにATP依存的にタンパク質が直接取り込まれ、分解されるという現象を発見した。その分子機構の1つとしてSIDT2を介した経路を見いだした。さらに、この分解機構が破綻するとタンパク質が細胞内に蓄積し、神経筋疾患の原因となることを明らかにした。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マルチモードオートファジーについては不明な点が多かった。本研究ではそのような多様なオートファジー経路の分子機構、制御機構と生理・病態生理的意義の一端を解明した。本研究で明らかとなった分解経路やこれらの経路において機能するタンパク質は、アルツハイマー病・パーキンソン病など、タンパク質蓄積が原因となる神経変性疾患や筋疾患について新たな治療標的となり得る。

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公開日: 2025-01-30  

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