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2023 年度 研究成果報告書

心・身体・社会をつなぐアート/技術

計画研究

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研究領域出ユーラシアの統合的人類史学:文明創出メカニズムの解明
研究課題/領域番号 19H05733
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関岡山大学

研究代表者

松本 直子  岡山大学, 文明動態学研究所, 教授 (30314660)

研究分担者 桑原 牧子  金城学院大学, 文学部, 教授 (20454332)
工藤 雄一郎  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (30456636)
佐藤 悦夫  富山国際大学, 現代社会学部, 教授 (40235320)
石村 智  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 無形文化遺産部, 部長 (60435906)
中園 聡  鹿児島国際大学, 国際文化学部, 教授 (90243865)
上野 祥史  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90332121)
松本 雄一  国立民族学博物館, 人類文明誌研究部, 准教授 (90644550)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2024-03-31
キーワード認知考古学 / 物質文化 / 土器 / 土偶 / 製作技術 / 三次元モデル / 身体技法
研究成果の概要

日本列島、メソアメリカ、アンデス、オセアニア地域という相互に独立して展開した文明形成のプロセスについて、技術/アートが果たした役割という視点から多角的な研究を実施し、多くの重要な学術的知見を得ることができた。文明創出に関わるヒトの認知的特性や、固有の環境や歴史的コンテキストにおいて多様性が発現する様相についても理解を深めた。身体を介したモノと心の相互浸潤というモデルを共有することで、視覚に加えて聴覚や触覚、身体感覚という視点からもモノとヒトの相互関係について分析し、時間や空間に関する認知や世界観・人間観が変容するメカニズムに迫ることができることを示し、方法論的にも、新しい研究の可能性を広げた。

自由記述の分野

考古学

研究成果の学術的意義や社会的意義

文明創出メカニズムの根幹にあるヒトがモノを作り、モノがヒトを作るという関係について、またアート/技術の変化と自然環境との密接な関係とそこから生じる象徴的意味について、考古学的データに基づく研究を推進することができた。その基本的な関係性は普遍的でありながら、具体的な人間観・世界観の内容はこの数万年間で大きく変化した可能性を示すことができたことは、人類史の新しい解釈を可能にする点で、大きな学術的意義を持つ。また、人間観を根本的に問い直す視座を得たことは、重要な社会的意義をもつ。

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公開日: 2025-01-30  

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