研究領域 | 「生命金属科学」分野の創成による生体内金属動態の統合的研究 |
研究課題/領域番号 |
19H05763
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
高野 順平 大阪公立大学, 大学院農学研究科, 教授 (70532472)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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キーワード | ホウ素 / トランスポーター / シロイヌナズナ / カスパリー帯 / 亜鉛 |
研究成果の概要 |
植物における必須金属やメタロイドの輸送機構とそれらの感知機構の理解を目的とした。主な成果を列挙する。1、ホウ酸トランスポーターBOR1について、ホウ素に応じてエンドサイトーシスされて分解する際の、ホウ素感知の仕組みを解析した。ホウ酸濃度をその輸送サイクルにおけるコンフォメーション変化を通して感知し自身のユビキチン化と分解を制御することを支持する結果を得た。 2、シロイヌナズナの葯においてBOR1が花粉へホウ素を供給することを明らかにした。3、カスパリー帯がホウ酸の過剰な中心柱への流入を制限することを実証した。4、シロイヌナズナのMTPおよびZIP金属イオントランスポーターの局在解析を進めた。
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自由記述の分野 |
植物栄養学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、植物における必須金属やメタロイドの輸送機構とそれらを制御するための感知機構の理解を目的とした。特にホウ酸のトランスポーターがホウ酸濃度を感知し自己を制御するセンサーとしても働くことを示し、植物のトランスポーターの制御機構として学術的に新しいモデルを提案することができた。研究成果は土壌中の限られた栄養の利用効率や蓄積が高い作物や有害金属を蓄積しない作物の作出につながることが期待される。
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