研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ALSの療薬薬候補とし、HSP-70, HGF, IGF-1などの各種神経栄養因子とZnを豊富に含んだヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清 (SHED-CM)で孤発性および家族性ALS患者由来iPS細胞から誘導した運動ニューロンでその有用性を実証した。IBGCの発症基盤はPi代謝異常で高Pi状態が、主に毛細血管周囲腔において重金属と錯体を形成し、石灰顆粒を形成し、重合してゆくことがこの疾患の本体であることを明らかにし、根本的治療への道を開いた。他にもパーキンソン病、ダウン症候群などの神経変性疾患の発症機序で、当初の予想を超えて特定の生命金属が重要な役割を果たしていることを明らかにした。
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