計画研究
特定領域研究
精子形成における減数分裂は、染色体の各ドメインを単位とした制御によって極めて再現性よく行われる。分裂前期には、常染色体あるいは性染色体の偽常染色体領域における相同領域のペアリング、シナプス形成、相同組換えを介して、減数分裂の準備段階としての染色体の対合が完成される。ペアリングには、セントロメアとテロメアを介した染色体ダイナミクスが重要である一方、シナプシスと相同組み換えは主にユークロマチン領域においておこる。また、性染色体や転移を伴う染色体など非相同領域にもかかわらず対合し分離する染色体では、異なるメカニズムが用いられている。本申請では、ポリコム群タンパクによるシナプシス制御の分子メカニズム、XY体形成における作用メカニズム、精子形成過程におけるヒストンアセチル化のメカニズムとその作用について詳細を明らかにし、これらのタンパクが染色体ドメインを単位とする制御にどのように寄与しているのかを明らかにする。
すべて 2011 2010 2008
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 産業財産権 (2件)
Mol Cell Biol
Cell Stem Cell 6
ページ: 547-556
PLoS Genet 4
ページ: e1000242
Development 135
ページ: 1513-1524