研究領域 | ユーラシア地域大国の比較研究 |
研究課題/領域番号 |
20101006
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山根 聡 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (80283836)
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研究分担者 |
長縄 宣博 北海道大学, スラブ研究センター, 准教授 (30451389)
王 柯 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80283852)
古谷 大輔 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (30335400)
山口 昭彦 聖心女子大学, 文学部, 准教授 (50302831)
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キーワード | 地域大国 / 国家 / マイノリティ / 移民 / 越境 / 国際研究者交流 / 多国籍 |
研究概要 |
計画研究「国家の輪郭と越境」は次年度に最終年度に迎えるにあたり、最終成果を導き出すことを第一の目標に掲げ、資料収集や分析をもとに中間報告等を実施しつつ、更なる発展を目指したセミナー等の開催を実施した。具体的には、23年6月に2日間にわたり最終成果執筆に向けた打合せと研究会を実施し、これに基づき7月9日に再度会議を行った上で、7月10日の全体集会において中間報告を実施、集会参加者からの意見を聴取した上で、24年1月21日に会議で議論を重ね、同日の全体集会で修正した成果報告案を発表し、コメントや質問を受けて成果の更なる発展に心がけた。 またシンポジウム、研究会やセミナーは、23年10月17日、21日、24年3月2日、9日に開催した。開催地は北海道大学、大阪大学、東京大学、ネルー大学(インド)で、使用言語も英語やロシア語と国際性に富む研究会を持つことができた。ネルー大学でのセミナーは「エリート・ガバナンス・政治社会的亀裂・価値」研究課題と本研究課題の共催で、当班からは分担者、連携研究者が参加した。このインド出張は、インド国内で研究の進んでいる在外インド系移民(NRI)の調査研究について意見交換を行い、ロシア、中国の事例と比較検討することが目的であった。これにより、地域大国の国境を超えて活躍する移民の祖国観、国家への帰属意識における共通性、相違点を検討することができた。研究者による研究対象地域への相互乗り入れと国際セミナー開催は、これまでの研究成果を総括する役割を持ち、研究成果発表に大きく資するものであった。また大阪大学でのシンポジウムは地域研究コンソーシアムとの共催で、領域横断的な報告を行った。このような研究発表・報告のほかに、多くの著作や論文等を発表しその成果が刊行されている。 以上のように、他の研究課題と共に連携しつつ各自の研究課題を追求し、一定の成果を挙げることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成23年度は繰り越しをし、平成24年度は最終年度となっているため記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成23年度は繰り越しをし、平成24年度は最終年度となっているため記入しない。
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