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2008 年度 実績報告書

分野横断アルゴリズムと計算機シミュレーション

計画研究

研究領域素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明
研究課題/領域番号 20105005
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

松古 栄夫  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助教 (10373185)

研究分担者 金児 隆志  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (20342602)
吉江 友照  筑波大学, 数理物理科学研究科, 准教授 (40183991)
キーワードシミュレーション / 素粒子論 / 理論核物理 / 宇宙物理
研究概要

本年度は本研究の初年度であり実施期間も短いことから、これからの本格的な研究に備えての準備を行った。新領域全体で行ったシンポジウムを含め、研究打ち合わせを行い、今後の計画について検討した。アルゴリズムに関する分野を横断した応用、新しいアーキテクチャのプロセッサを効率的に利用するための研究について、緊密な協力体制を構築しているところである。特に格子QCDや超新星爆発のように、シミュレーション時間の大きな部分を線形問題の解法が占める場合について、効果的なアルゴリズムや大規模並列化の手法を研究する準備を行った。また研究支援者としてポスドクを雇用し、これからの研究計画の策定を行った。
機器としてはグラフィックカード(GPGPU)を搭載した計算サーバ(KEK設置)及びJLDG(Japan Lattice Data Grid)のためのファイルサーバ(筑波大設置)を導入した。前者は演算加速器として最近注目されているGPGPUを搭載した並列計算サーバで、これを用いて効果的に演算加速器を利用するプログラミング技法を蓄積することを目指している。格子QCDについては既に単体のGPGPUを用いては実際の計算ができる状況であり、今後並列化まで含めたチューニング技法や最適なアルゴリズムの研究を行ってゆくために、環境の整備を行った。同様の研究を行っている研究者との情報交換や協力体制の整備も進めている。JLDGのためのファイルサーバについては、現在グリッドファイルシステムであるGfarm(産総研、筑波大で開発)のバージョンアップに伴う構成の見直しを行っており、より使いやすいシステムとしての運用を近く開始する予定である。また、配位データの公開に向けた準備を行っているところである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] 新学術領域研究のウェブサイト:(本課題に関するサイトを含む)

    • URL

      http://bridge.kek.jp/

  • [備考] 研究者のウェブサイト

    • URL

      http://research.kek.jp/people/matufuru/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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