研究領域 | 素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明 |
研究課題/領域番号 |
20105005
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
松古 栄夫 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助教 (10373185)
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研究分担者 |
金児 隆志 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (20342602)
吉江 友照 筑波大学, 数理物質科学研究科(系), 准教授 (40183991)
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研究期間 (年度) |
2008-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | シミュレーション / 素粒子論 / 理論核物理 / 宇宙物理 |
研究実績の概要 |
以下、研究実施計画で用いた内容区分に従い、今年度に得られた成果をまとめる。 1.分野横断アルゴリズム:3次元超新星爆発シミュレーションの大規模並列化と線形アルゴリズムの改良が大きく進展し、実際の計算を開始した。相対論的流体方程式によるガンマ線バーストジェットの数値的研究などにも成果があった。分野間の連携に資するため、昨年度作成した最適な線形方程式解法を選択するための資料をウィキとして整備し、計算物理を広くカバーできるように拡張した。 2.計算機アーキテクチャ:共通コードにGPUなどの演算アクセラレータを利用するための仕組みを実装した。GPU利用による高速化を本新学術領域A02班の核物質状態方程式計算に応用し高い性能向上を得た。前年度までに導入した計算サーバは、本新学術領域研究のA01,A02班の研究に利用され、そのための環境整備などのサポートを行った。 3.格子QCDデータグリッドJLDGの整備:本年度、東京大学情報基盤センター(柏)(6月)、名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構(9月)が新拠点として加わった。システムに対し、メタデータサーバの更新と機器の二重化、Gfarmバージョンアップ、サーバ増設による機能強化を行い、KEK及び筑波大のスパコンシステムからの利用を開始した。これまで10研究グループ67人のユーザにより360TB、2400万ファイルのデータが蓄積されている。JLDGとHPCI共用ストレージの連携システム構築の為、技術検討を行った。 4.共通コード開発:実装が大きく進捗し、2012年7月に公開版のリリースを行った。引き続き、実装した機能の検証、機能の充実、コードの最適化、ドキュメントの整備を行った。利用を希望するユーザへの解説、セミナーでの実習、本新学術領域の主催するサマースクールでの利用を通して、より使いやすいものとするための改良を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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