本研究では精密な高分子を利用して、バイオインターフェースを創製し、生体間相互作用を制御することを目的とする。特にタンパク質を認識する分子として糖鎖を取り上げる。 (1)糖鎖を活用した樹状高分子バイオインターフェースの創製 細胞表面の生理活性糖鎖は生命の認識信号として機能しているこのことから、精密な高分子である、デンドリマーを利用した糖鎖の空間配置を行い、タンパク質との相互作用の解析、制御、生体機能の制御を行う界面の創製を行う。 (2)樹状高分子高分子を用いた界面の機能制御 デンドリマーを固定化した界面はポリマーブラシのミミック構造となっている。そこで、デンドリマー固定化界面を利用することで、精密ブラシ構造を作製し、物性、生体機能性を明らかにしていく。また、デンドリマーをテンプレートとすることで、ポリマーや分子のブラシ密度を制御した材料の検討を行う。
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