研究領域 | ソフトインターフェースの分子科学 |
研究課題/領域番号 |
20106003
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 九州大学 (2010-2012) 北陸先端科学技術大学院大学 (2008-2009) |
研究代表者 |
三浦 佳子 九州大学, 工学研究院, 教授 (00335069)
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連携研究者 |
星野 友 九州大学, 工学研究院, 助教 (40554689)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2012
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キーワード | 界面 / 樹状高分子 / 生体高分子 / 分子認識 / 自己組織化 |
研究概要 |
樹状高分子を基軸として、界面に規則正しく分子を配列、配向した界面の創製を行い、生体機能界面としての機能について検討を行った。 まず、クリックケミストリーを用いて、糖デンドリマーの合成と界面固定化を行い、糖タンパク質の相互作用を解析するための糖デンドリマーアレイの創製を行った。糖デンドリマーアレイではデンドリマーの世代の上昇とともに糖の集合構造が提示された。硫酸化糖によるデンドリマーアレイでは、アルツハイマー病アミロイドβに対する相互作用を示し、糖の価数によって相互作用、形態、毒性が変化することがわかった。 また、デンドリマーを固定化した界面の濡れ性やタンパク質忌避活性を検討した。オリゴエチレングリコールで修飾したデンドリマー自己組織化膜では、高いタンパク質忌避活性を発揮した。オリゴエチレングリコールで修飾したデンドリマーは末端がメチルエーテルである場合に大腸菌に対する親和性を示し、分子配向と粘弾性に対応することが明らかになった。
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