計画研究
メゾーメゾ結合反応ではない縮合反応を基盤にして、メゾ位がすべて電子不足なペンタフルオロフェニル基で置換したポルフィリンテープ二量体の合成を行った。合成したポルフィリンテープでは、結晶構造や吸収スペクトルは以前合成したものと変わらないが、HOMOのエネルギーレベルが低下しており、化学的安定性の著しい向上が見られた。トリピランとオルトギ酸メチルの縮合反応により、メゾフリーサブポルフィリンの合成に成功した。続いて、メゾーブロモサブポルフィリンの合成も行った。これを前駆体として、Suzuki-MiyauraカップリングやNegishiカップリングやSonogashiraカップリングにより様々な置換基を導入したサブポルフィリンの合成を行った。同じように、メゾーアミノ化サブポルフィリンの合成も行った。また、B-メトキシサブポルフィリンとグリニャール反応により、ホウ素状に様々な置換基を導入できることも明らかになった。電子豊富な4-ジメチルアミノフェニル基やフェロセニル基が置換した場合は、電子移動消光が起きることを確認した。また、2,18位にエチニル基を導入したポルフィリンを銅触媒で環化させると二量体が優先的に生成するが、同じ反応をパラジウム触媒で環化させると3量体が優先的に生成することが分かった。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (26件) (うち査読あり 26件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 5件)
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