計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
自己集合性のポルフィリンが与えるπ空間にフラーレンなどのπ系分子を包接・配列させることによって、新規の機能性π複合体を構築することを目的とする。特に、ポルフィリンがドナー、フラーレンがアクセプターとなる光誘起電荷分離状態は、長寿命を有することが知られており、ポルフィリン・フラーレンのπ複合体を高次π空間中で配列させることによって、前例を凌駕する高い効率の光電変換機能の実現が期待される。具体的な研究項目を以下に列挙する。(1)新規自己集合性ポルフィリン二量体の合成(2)自己集合性ポルフィリン二量体へのフラーレン包接挙動の解析と複合体の構造解析(3)ポルフィリン二量体-フラーレンのπ複合体の光化学ダイナミクス、電荷移動プロセス、光電変換特性の解析
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件)
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