研究概要 |
ホタルの黄緑色の発光を触媒するルシフェラーゼは1アミノ酸置換により発光色が変化する。Tyr257, Asn231, Arg220変異体を作成し、構造解析を行い、野生型と比較した。その結果、Tyr257変異体では発光体の疎水性相互作用が弱くなっていた。またAsn231変異体、Arg220変異体ではオキシルシフェリンの水素結合ネットワークが乱れていた。以上のことからいずれの構造においても励起状態のオキシルシフェリンに対し、エネルギーロスを引き起こし、その結果として赤色発光すると考えられた。
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