研究領域 | 分子ナノシステムの創発化学 |
研究課題/領域番号 |
20111002
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
山口 智彦 独立行政法人産業技術総合研究所, ナノシステム研究部門, 研究部門長 (70358232)
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連携研究者 |
西村 聡 独立行政法人産業技術総合研究所, ナノシステム研究部門, 主任研究員 (70357721)
谷田部 哲夫 独立行政法人産業技術総合研究所, ナノシステム研究部門, 主任研究員 (70358208)
櫻井 建成 千葉大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (60353322)
山本 哲也 東京都立産業技術高等専門学校, 教授 (00259839)
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研究協力者 |
真原 仁 独立行政法人産業技術総合研究所, テクニカルスタッフ
鈴木 航祐 独立行政法人産業技術総合研究所, テクニカルスタッフ
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研究期間 (年度) |
2008 – 2012
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キーワード | 化学物理 / 自己組織化 / ナノ材料 / パターン形成 / ゆらぎ |
研究概要 |
自己集合と散逸構造形成という2つの過程が協奏する場合には、単純な系であってもnmからmmにおよぶ階層的な秩序の創発を認めることができる。本課題では、熱力学的視点と実験の2つの観点から化学システムの創発に関する研究を行った。(1) 系と環境との相互作用を取り入れた反応拡散数理モデルを用いて、熱力学的量と創発の関係について検討した。新たに定義された化学ポテンシャルを用いて計算されたエントロピー変化(エントロピー生成とエントロピー流の和)は、非平衡系の創発現象を熱力学的議論に適していることが示された。(2) C_<60>(nm)のトルエン溶液の脱ぬれによって巨大な対数ラセン(mm)が創発するモデル実験系をデザインした。この現象を記述する数理モデルを構築し、溶媒と溶質に求められる物性の抽出も行った。
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