動的空間を有する人工・半人工ナノ組織体の設計

2010 年度 自己評価報告書

• 研究領域: 分子ナノシステムの創発化学
• 研究課題/領域番号: 20111010
• 研究種目: 新学術領域研究(研究領域提案型)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 理工系
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 相田 卓三 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00167769)
• 研究期間 (年度): 2008-11-13 – 2013-03-31
• キーワード: 自己組織化 / 分子シャペロン / ナノチューブ / 散逸構造

研究概要

本申請研究は、当研究室で見いだされた“シャペロン改変体の1次元のチューブ状集合化"を基礎としている。
(1)チューブの形成と解離条件の最適化。
(2)チューブの応答性(ATP、光)。
(3)新規なシャペロンの設計。
(4)集合構造のゲスト取り込み能の探索。

研究成果

• [雑誌論文] Shape-Directed Assembly of a "Macromolecular Barb" into Nanofibers : Stereospecific Cyclopolymerization of Isopropylidene Diallylmalonate (2010)
  • 著者名/発表者名: Yasunao Miyamura, Kazushi Kinbara, Yohei Yamamoto, Valayil K.Praveen, Kenichi Kato, Masaki Takata, Atsushi Takano, Yushu Matsushita, Eunji Lee, Myongsoo Lee, Takuzo Aida
  • 雑誌名: Journal of the American Chemical Society 132 ページ: 3292-3294
• [雑誌論文] A Tubular Biocontainer : Metal Ion-Induced 1D Assembly of Molecularly Engineered Chaperonin (2009)
  • 著者名/発表者名: Shuvendu Biswas, Kazushi Kinbara, Nobuhiro Oya, Noriyuki Ishii, Hideki Taguchi, Takuzo Aida
  • 雑誌名: Journal of the American Chemical Society 131 ページ: 7556-7557
• [学会発表] Bionanotubular Machines from Molecular Chaperones : A New Paradigm for ATP-Responsive Protein Delivery (2010)
  • 著者名/発表者名: Shuvendu Biswas, Kazushi Kinbara, Noriyuki Ishii, Hideki Taguchi, Takuzo Aida
  • 学会等名: Trilateral Symposium on Nanobio Integration Berlin
  • 発表場所: Germany
  • 年月日: 2010-10-02
• [学会発表] ポリマーの立体規則性が支配する散逸構造 (2010)
  • 著者名/発表者名: 宮村泰直, 金原数, 相田卓三
  • 学会等名: 第59回高分子討論会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2010-09-16
• [学会発表] 化学修飾した分子シャペロンの組織化による刺激応答性チューブ状バイオコンテナーの合成 (2010)
  • 著者名/発表者名: ビスワス シュヴェンドゥ、金原数、石井則行、田口英樹、相田卓三
  • 学会等名: 第59回高分子討論会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2010-09-16