計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
研究開始当初の研究目的は制御されたナノ界面において発現する新規な物理・化学現象をデバイス機能として取り込んで外部からの信号の入出力により機能発現を具現化し、有機/金属界面制御による機能創発を行うことにあり、以下の四つの研究計画に沿って研究を進めた。(1)分子ナノシステム素子構造の構築と電気伝導特性の評価。階層的分子適応システムとして期待される分子システムをナノギャップ電極上に孤立させ、分子ナノ集団としての物理特性を評価する。(2)高性能ナノサイズ有機デバイスの開発。既に存在する有機デバイスを、ナノギャップ電極を用いて微細化し、その高性能化を図る。(3)有機/金属及び有機/絶縁体界面の効果の解明と界面機能創発。上記の研究によって得られた有機材料/金属及び有機材料/絶縁体界面の効果を統合し、より安定かつ効果的な界面の選択を行う。(4)新機能を持つ分子ナノシステム素子の開発。有機材料/金属の局所電場増強効果を利用した有機ELデバイス等、新機能を有する階層的分子適応システムを素子化する。
すべて 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件) 産業財産権 (2件)
Appl.Phys.Exp. 4
ページ: 032105-032107
Nanotechnology 21
ページ: 365601-365609
Appl.Phys.Lett. 96
ページ: 43307-43309
J.Nanosc.Nanotechnol. 11
ページ: 2867-2872
ページ: 2785-2792