研究概要 |
遺伝子発現の抑制に関与するヘテロクロマチンの構成因子 HP1は、抑制的なエピゲノムマークと認識結合する。本課題では、ヒトHP1結合蛋白質(HPBPs)82種類を同定し[Nature Cell Biol, 2010]、新規HPBPsであるPOGZがAurora B複合体の局在や活性を制御すること、他の新規HPBPsであるHBiX1が抑制的なエピゲノムマークと非コードRNAであるXISTと協働して凝縮したクロマチン構造の形成に寄与することを見いだした[Nature Struct. Mol. Biol., 2013]。本研究より、如何にヘテロクロマチンが形成され、機能するのか、一端が明らかとなった。
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