計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
脊椎動物の運動系神経回路の詳細は、哺乳動物においては不明な点が多い。本研究では、ゼブラフィッシュ幼魚を用い、特定のクラスの神経細胞を生きたままラベルできる利点を活かして、脊椎動物運動系神経回路の動作原理解明に向けて取り組んだ。その結果、(1) 脊髄内の特殊なクラスの交差型抑制性ニューロンが、逃避運動の方向性に重要な役割を果たすこと、(2) V0ニューロンの発生に、前駆体細胞レベルでの運命決定と、発生時間に依存したニューロン多様性形成の双方が関与していること、(3) 後脳において、転写因子Chx10を発現するニューロンが、遊泳運動の駆動に不可欠な役割を果たしていること、を明らかにした。
すべて 2013 2012 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (6件)
Current Biology
Proc. Natl. Acad. Sci. (USA)
巻: 109 ページ: 5511-5516
J. Neuroscience
巻: 32 ページ: 1771-1783
巻: 108 ページ: 1170-1175
巻: 108 ページ: 1164-1169
巻: 29 ページ: 6780-6793