研究領域 | 配偶子幹細胞制御機構 |
研究課題/領域番号 |
20116002
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研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設) |
研究代表者 |
小林 悟 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (90225508)
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研究分担者 |
浅岡 美穂 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助教 (40370118)
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研究期間 (年度) |
2008-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 発生分化 / 配偶子 / 遺伝子 / 幹細胞 / 生殖細胞 |
研究実績の概要 |
本年度は以下の成果を得た。 1) ショウジョウバエのHSPG遺伝子であるdallyとともに、sdcおよびtrolが、卵巣における配偶子幹細胞の維持に関わることを新たに見出した。これらのHSPGが分泌因子の分布に影響を及ぼすかについて現在も解析中である。 2) 卵巣では、ニッチシステムの形成以前のステージで始原生殖細胞を未分化状態に保護しておくことがGSC形成のための必要条件の一つである。卵巣では、始原生殖細胞を取り巻く体細胞中でEGFRシグナルが活性化され、その活性化レベルに依存してGSCに寄与する始原生殖細胞と直接卵子に分化する始原生殖細胞の割合が決まることが明らかとなった。 3) GSCを特徴づける遺伝子、すなわち生殖細胞としての性質を付与するのに必要な遺伝子の候補として、ovoを同定している。ovoの機能阻害を行った始原生殖細胞をセルソーターで単離し、マイクロアレイ解析を行った。その結果、ovoの下流遺伝子を多数同定することができた。今後、それらのうち転写因子に注目し機能解析を行い、ovoを出発点とする遺伝子ネットワークを明らかにする予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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