(1)プラナリアにおけるGSCおよびニッチ細胞の同定:プラナリア有性化系を用いて基礎的な組織学的研究を行い、プラナリア生殖腺の分化過程を詳細に示す。ショウジョウバエのGSC/ニッチ細胞に発現する遺伝子情報をもとに、プラナリアにおける相同遺伝子を単離し、GSCとニッチ細胞を同定する。単離した遺伝子は、RNAi法により機能解析を行う。 (2)有性化に伴うGSC/ニッチ・システムの誘導過程の解析:蛍光タンパク質(CFP)発現ベクターを用いたプラナリア細胞標識法を確立したのちに、標識したプラナリア全能性幹細胞ネオブラストの有性化過程中の挙動を調査して、GSC/ニッチ・システムの誘導過程を解析する。 (3)GSC/ニッチ・システムを誘導する有性化因子の同定:有性種に含まれている化学物質を決定する。
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