計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
高分解マイクロ波誘電緩和分光法(DRS)により、ATP分子の水和層にはアデノシン部に拘束水(CW)、リン酸基部位にCWとハイパーモバイル水(HMW)を検出した。HMWの理論的裏付けとして、水分子の回転エントロピーが荷電粒子周りで高く(木下と共同)、MD計算から荷電イオン周りの水がバルク水より速い緩和をすること(秋山G・松林と共同)を確認した。アクチンの水和層にはCWとHMWがあり、高温でフィラメント化するとHMWの顕著な増加を観測した。この吸熱過程とHMW形成の問に強い相関を見出した。
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http://www.material.tohoku.ac.jp/atpwater/index.htm