研究領域 | 東アジアにおけるエアロゾルの植物・人間系へのインパクト |
研究課題/領域番号 |
20120013
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
本田 靖 筑波大学, 体育系, 教授 (20165616)
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研究分担者 |
中井 里史 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (70217644)
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キーワード | 浮遊粒子状物質 / 一般加法モデル / 65歳以上死亡数 / 黄砂 |
研究概要 |
(1)越鏡汚染評価・影響評価 共同研究者である韓国ソウル国立大学のKim教授、台湾国立大学のGuo教授とソウルにて会合を開き,越鏡汚染のモデル、影響評価モデルに関する意見交換を行った。その会合で、用いる方法、モデルに含む変数を暫定的に決定し、日中間三国のデータを入手した。 解析結果を日本衛生学会において発表した。一方、上記ソウルにおける会合において、各自の研究成果について報告するとともに、内容について議論を行った。 (2)暴露評価 上記会合において、韓国における曝露測定担当研究者であるソウル国立大学のYi教授と打ち合わせを行い、越鏡汚染影響評価に必要な項目について、および3カ国共同計測の予備的な解析結果について議論を行った。 なお、韓国のソウル市、日本の金沢市、台湾の台北市の三箇所において、同一機器を用いた浮遊粒子状物質(PM10)およびその化学成分の測定を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
論文執筆はやや送れているものの、死亡データも曝露データもほぼ順調に入手できている。また、国際共同研究も順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
中間評価でも批判されたが、中国のデータが入手できないことが東アジアの越鏡汚染研究としては問題となる。しかし、中国政府の方針でデータを公開しないので、新たな解析は難しい。過去のデータのついて、データを保有する研究者にコンタクトをとりつつ、解析できるよう努力を続けている。
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