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2008 年度 実績報告書

地球温暖化に対するサンゴ礁の応答

計画研究

研究領域サンゴ礁学-複合ストレス下の生態系と人の共生・共存未来戦略-
研究課題/領域番号 20121006
研究機関東京大学

研究代表者

茅根 創  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (60192548)

研究分担者 菅 浩伸  岡山大学, 教育学研究科, 教授 (20294390)
杉原 薫  福岡大学, 理学部, 助教 (90320275)
キーワードサンゴ礁 / 地球温暖化 / 酸性化 / 海面上昇 / 白化
研究概要

研究計画初年度の平成20年度は,石垣島とパラオ諸島におけるこれまでの結果をまとめ,今後5年間の継続調査のために,改めて測線調査を行った。また,これまでの物理,化学量の計測結果を解析して,計画研究CO2とともに,今後5年間の継続測定の項目と地点を決定し,測定を開始した。
酸性化応答実験のためのシステムを新たに構築した。このシステムは,とくに炭酸系(アルカリ度と全炭酸)を連続精密に測定できるよう,従来のシステムを改良し,その結果従来よりより高速で,精密に測定が可能となった。これによって,酸性環境下での石灰質堆積物の溶解や,ソフトコーラルの微量な石灰化速度も測定が可能となった。
これまでに得られたサンゴ礁コアの再解析,とくにこれまで属レベルまでしか同定していなかったコア中のサンゴを,種レベルまで同定し直して,現在のサンゴ群集の構成と比較できる群集変遷の解析を開始した。新たに掘削調査を実施してコア試料を採取する地点を選定した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] High gas-transfer velocity in coastal regions with high energy -dissipation rates2008

    • 著者名/発表者名
      Tokoro, T., Kayanne, H., Watanabe, A., Nadaoka, K., Tamura, H., Nozaki, K., Kato, K., Negishi, A
    • 雑誌名

      Jour.Gophys.Res. 113, C11006

      ページ: doi : 10.1029/2007JC004528

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ツバル国フナフチ環礁における沿岸域土地被覆変化の解析2008

    • 著者名/発表者名
      桑原祐史・横木裕宗・佐藤大作・山野博哉・茅根創
    • 雑誌名

      沿岸域学会誌 21(2)

      ページ: 21-32

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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