計画研究
本研究の目的は、クオリアと脳活動パターンの関係性を明らかにすることである。そのために、fMRI計測により、クオリア類似度報告課題中の被験者の脳活動を測定を実施した。クオリア類似度報告課題では、9色の色を連続して2つ提示しそれらの類似度を回答させた。全ての組み合わせに対する主観的な類似度マトリックスを算出した。fMRIデータにおいては、各色に対応する脳活動パターンの表象類似度解析を行い、脳活動から全ての色の組み合わせに対する類似度マトリックスを算出し、両者が一致する脳部位を探索した。主観報告に基づくクオリアがどの領域の脳活動パターンと一致するか明らかにするための方法論確立と、領域の特定に成功した。
2: おおむね順調に進展している
クオリアの脳活動パターンを見出すための実験実施とデータ解析に成功し、現在論文投稿準備中である。
薬理負荷操作を行い、クオリア構造の変化を検証する。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 3件、 招待講演 5件)
Behavioural Brain Research
巻: 419 ページ: 113663~113663
10.1016/j.bbr.2021.113663
Brain Imaging and Behavior
巻: - ページ: -
10.1007/s11682-021-00609-2
bioRxiv.
10.1101/2022.02.01.478593.
生体の科学
巻: 73 ページ: 7-12
NeuroImage
巻: 245 ページ: 118733~118733
10.1016/j.neuroimage.2021.118733
European Journal of Nuclear Medicine and Molecular Imaging
巻: 49 ページ: 1127~1135
10.1007/s00259-021-05571-1
臨床精神医学
巻: 50(5) ページ: 475-481