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2023 年度 研究成果報告書

イエズス会の近代性に関する批判的考察のための総合的歴史学研究

計画研究

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研究領域中近世における宗教運動とメディア・世界認識・社会統合:歴史研究の総合的アプローチ
研究課題/領域番号 20H05721
研究種目

学術変革領域研究(B)

配分区分補助金
審査区分 学術変革領域研究区分(Ⅰ)
研究機関明治大学

研究代表者

武田 和久  明治大学, 政治経済学部, 専任准教授 (30631626)

研究分担者 平岡 隆二  京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (10637622)
浅野 ひとみ  長崎純心大学, 人文学部, 教授 (20331035)
シュウェマー パトリック  武蔵大学, 人文学部, 准教授 (30802946)
折井 善果  慶應義塾大学, 法学部(日吉), 教授 (80453869)
研究期間 (年度) 2020-10-02 – 2023-03-31
キーワードイエズス会 / 近代性 / カトリック・グローバリゼーション / 宣教 / メディア
研究成果の概要

本研究の母体であるイエズス会班が一翼を担う領域全体の最終成果としては、ドイツのLIT Verlag社から刊行した英語論集Pastoral Care and Monasticism in Latin Christianity and Japanese Buddhism (ca. 800-1650)と、八坂書房から刊行した『修道制と中世書物-メディアの比較宗教史に向けて』である。いずれの論集も、ユーラシア大陸の東西で展開されたキリスト教と仏教を修道制という観点から横断的に比較し、類似点を探るというコンセプトを持つ。これにより、西洋史や日本史という垣根を超えて交流するという一歩を踏み出せた。

自由記述の分野

歴史学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では第一にイエズス会の宣教方針とその実践が各地の文化や慣習と呼応しながら常に変容、解体、再編するものであると認識した上で、こうした動きを共時的観点から分析した。第二に、イエズス会の設立理念や組織原理の内実を通時的な観点から検討した。具体的には、イエズス会の創始者イグナチオ・デ・ロヨラの独自性よりも多面性を浮かび上がらせ、同会の歴史的意義を中世に存在した諸修道会が歩んできた歴史、またそうした修道会が経験してきた葛藤と照らし合わせた。

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公開日: 2025-01-30  

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